
【トーク】
−中央競馬に物申す−
二兎を追う者は
毎週のように行われている中央競馬。1日各場12レースが基本なのだが、
1年に3回だけ1日11レースしか行われない日(競馬場)がある。すなわち
ダービー、ジャパンカップ、有馬記念の日である。天皇賞や宝塚記念は12レ
ースだから、JRAは上記の3レースを大きな軸として考えていると推測さ
れる。
ダービーは日本だけでなく、世界各国で主要レースとして扱われている。
前半の軸はといえばこれだろう。しかし、後期はジャパンカップか有馬記念
かといわれれば、意見が分かれるところ。恐らく賞金の高さからJRAはジ
ャパンカップに比重を置いているのだろうし、ファンにしてみれば、自分が
1票投じられるという参加意識も手伝って有馬記念と思っている人が多数の
はず。
ジャパンカップがJRAで一番の高額レースになった背景には、外国から
一流馬を呼びたいという意識が働いているのは間違いない。日本馬も賞金の
高さを考えて、有馬よりジャパンカップを選択する馬も少なくない。
昨年の天皇賞・秋の上位馬の次走を見ると、
カンパニー → マイルCS
スクリーンヒーロー → ジャパンカップ
ウオッカ → ジャパンカップ
オウケンブルースリ → ジャパンカップ
シンゲン → 故障
ドリームジャーニー → 有馬記念
カンパニーは距離、ドリームジャーニーは左回りを嫌ってのジャパンカッ
プ回避で、ほとんどの馬は天皇賞→ジャパンカップが規定路線となっている。
各馬、天皇賞やジャパンカップはともに余力を残さず全力で戦うと考えれば、
スクリーンヒーローやウオッカのように順調に使えない馬が出てきても不思
議でない。昨年の有馬記念は3歳馬が半分近くを占めていたが、これからも
こういう傾向が増えていくのかもしれない。
以前に書いたことと重複するが、なじみのない外国馬が混ざっているレー
スより、1年の締めくくり、総決算として有馬記念に豪華メンバーが揃うこ
とをファンは望んでいるはず。強い馬づくりは必要だと思うが、本当にそれ
が証明されるのはアウェイで結果を出してこそ。ホームでいくら日本馬が強
さをアピールしても、思っているほど外には響いていないような気がするの
は私だけなのだろうか。