
【トーク】
−中央競馬に物申す−
魅力のある番組づくりを
政権が交代し、2010年はいろいろなマニフェストが実行される(はず?)。
しかし、そう簡単に景気が回復したら世話ないですな。
中央競馬も例に漏れず、売り上げ及び入場人員の減少に歯止めがかからな
い状態。売り上げのピークが1997年の4兆円超だから、全盛期の6割5分し
かなかったということになる。入場人員に関してはレコードの半分にも満た
ない。まあ、入場人員に関していえば、ウインズの増加やPATサービスの
充実など、馬券を買う手段が多様化しているということも理由に挙げられる
が、競馬をライブで見るということに価値を見いださず、とりあえず馬券を
買えればいいという人々が増えたのも事実。そういったライトユーザーを取
り込むのも手段のひとつだろうが、1人当たりの購買単価が売り上げ減に影
響しているのではないかとJRAが分析しているように、ヘビーユーザーの
競馬離れが進んでいるのかもしれない。
売り上げの前年比を示した表を眺めていると、GT(JpnT)でプラスにな
ったのはフェブラリーS、桜花賞、そして秋華賞の3レース。フェブラリー
Sはよく分からないが(強いていえば、一昨年の平均年齢6.5歳に対し、昨年
は5.6歳と、若返りを歓迎したのか?)、桜花賞、秋華賞はブエナビスタ効果
(オークスは?だが)と考えられる。魅力ある馬(番組)がいれば、売り上
げや入場人員に反映するということか。そういえば、ディープインパクトが
三冠を達成した年を見ると、入場人員に関しては昨年度を上回っているし、
売り上げの幅もそれなりの下げ幅で踏ん張っている。人為的にスターホース
を作り上げるのは不可能に近いが、ともかく救世主の誕生を期待したいもの。
スターホースの誕生は天に任せるとしても、魅力ある番組づくりに関して
は、それこそ人の手で作り上げることは可能。JRAの事業部門部長が昨年
を振り返って出したコメントで、有馬記念で売り上げが前年度を割ったこと
に触れ、「前哨戦のジャパンカップや天皇賞(秋)で上位を占めた古馬陣が
不在であったことも影響したかもしれません」と述べている。しかし、ジャ
パンカップの1着賞金を有馬記念の約1.4倍に釣り上げておいて、ジャパンカ
ップを前哨戦と考えているのは妙な話。何度でも書くが、後期は有馬記念を
賞金を含めて頂点に据えるべき。前哨戦があって盛り上がると考えているな
ら、なおさらである。少なくとも最後は競馬が盛り上がった、そういって終
われる年にしたいものだ。